最近では企業でLINEスタンプを販売しているところも多いですよね。
気軽に販売できる仕組みであるものの、社内に専門のデザイナーがいない会社にとってはハードルが高かったりもします。
そこで、LINEスタンプのデザイン制作を外部に依頼したいけれど、
- どこに依頼したらいいか分からない
- 相場が分からない
- 選定基準が分からない
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方に向けてLINEスタンプを制作してくれる会社と選ぶ際のポイントをご紹介させていただきます。
この記事の中からあなたの企業とマッチする制作会社も見つかるかもしれませんよ。
LINEスタンプの外注先を選ぶ際のポイント
実際に制作会社を紹介する前に、選ぶ際のポイントをお伝えさせていただきます。
個人に依頼するのはおすすめできない
企業として販売する場合、個人より制作会社に依頼することをおすすめします。
プライベートで個人として販売する場合は、ココナラなどを通じてフリーのクリエイターに頼んだ方が安価で済むため制作会社でなくても良いでしょう。
ですが、やはり会社として販売するのであれば、正式に契約を結ぶことができ、今後の相談にも柔軟に対応してもらうことのできる制作会社に依頼するのが一般的です。
デザインの著作権や情報漏洩など、トラブルを起こさないためにも重要なことですよ。
主に依頼先として検討する制作会社は下記の3種類です。
LINEスタンプ制作会社はLINEスタンプを専門とした制作会社です。LINEスタンプに特化しているため、実績やLINEスタンプに関する知識が豊富なところが強みになります。
デザイン制作会社は他にもウェブサイトやパンフレットなど、その名の通りデザイン制作がメインの会社です。デザイン制作の一環としてLINEスタンプ用の画像も作りますよというタイプですね。
会社によっては総合的に請け負ってくれる場合もありますが、画像データの作成のみであとはこちらで販売手続きが必要なこともあるため、対応範囲は事前に確認するようにしましょう。
最後の広告代理店は、デザイン制作だけでなく販売戦略からプロモーションまで総合的に頼みたい場合にはおすすめです。
かなり高額になるのと、デザイン制作だけをお願いすることは難しいので、マイペースに販売していきたい企業には向いていないでしょう。周年企画などの特別なイベントとして取り組むのであればぴったりかもしれませんね。
複数から見積もりをとる
いきなり一社に決めるより、複数から見積もりをもらうのがおすすめです。
会社によって、金額や対応範囲、得意なイラストジャンルなどが異なります。
まずは気になった複数の会社に問い合わせて、そこから一社に絞るようにしましょう。
金額は正直ピンキリです。数万円〜数十万円まで会社によって様々です。
ちなみに私は広告代理店に依頼して80万円だったことがあるよ!
また、既に企業公式キャラクターがいるかどうかでも変わってきます。やはり一からキャラクターを作成する方が高くつくイメージです。
対応範囲もイラスト作成のみの場合や、申請作業まで請け負ってくれるところもあります。
このとき、修正対応回数も事前に確認しておくようにしましょう。
LINEは審査を通過しなければ販売することができません。通過するまでどの程度の修正に対応してくれるのか確認することが重要ですよ。
できれば過去の実績やサンプル画像も入手するようにしてください。
会社によって得意なジャンルやイラストの雰囲気も違います。スタンプを作ってもらったらイメージと違った…企業の雰囲気とかけ離れている…という失敗はしたくないですよね。
あなたの企業イメージに合ったスタンプを制作してくれそうかという点も選ぶ際に注意するようにしましょう。
また、新しくキャラクターを描いてもらった場合はイラストの著作権についても確認した方が良いです。依頼価格の中に譲渡料も含まれている場合もあれば、別途買取のパターンもあります。
今後パンフレットなどに使用する場合も想定して確認するようにしましょう。
LINEスタンプの外注先一覧
では、実際に私が調べた制作会社を一覧にしてご紹介させていただきます。
STAMP FACTORY(スタンプファクトリー)
LINEスタンプ制作会社の中では最大手にあたるスタンプファクトリーです。
HPは押しが強くてちょっとびっくりしてしまいますが、スタンプ自体のクオリティは高いです。このクオリティーで49800円は他社と比較してもかなり安いでしょう。
ちなみに金額はキャンペーンなどで大きく変動するタイプです。
また、行政をはじめ、リクルートや任天堂のような大手企業との実績があることも強みですよね。アフターフォローとして、後日メールでの相談にも対応してもらえるところも嬉しいポイントです。
Hapi Sta!ハピスタ
ハピスタは写真に特化したLINEスタンプ制作・審査代行サービスです。
審査まで代行してもらえるところが嬉しいポイントです。
実績としては、スタッフの写真でスタンプを作り、公式LINEでお客様とのコミュニケーションとして利用されたりしていると記載がありました。商品の写真でスタンプを作ってみても面白そうですよね。
ただし注意点があります。デフォルトとして著作権が制作会社側に属しているため、販売するには別途50,000円(税込)にて著作権・版権を買い取る必要があります。
販売で収益を考えている企業はよく検討する必要がありますね。
ロフティーデザイン
デザインのことならオールマイティーに対応しているデザイン会社です。
LINEスタンプの制作も請け負っています。
スタンプを販売するためのアカウント作成から審査まで代行してくれるところが強みです。
また、大学や都タクシーなど、企業からの依頼実績も多数あるので安心ですね。デザイン会社なのでもちろんクオリティも高いです。
会社に公式マスコットやキャラクターがいなくても、一から作ってくれるところもデザイン会社ならではの特徴ですね。
株式会社DK
こちらは熊本県にある総合デザイン会社です。デザインだけでなく、プロモーションやマーケティングも行っているようです。
「すこぶるウサギ」シリーズなどは見たことがある人も多いのではないでしょうか?ゆるいキャラクターや可愛いキャラクターを得意としている印象です。
ただし、HPに価格や詳細は掲載されていませんでした。気になる方はお問い合わせしてみてください。ブログはよく更新されており、そこに販売情報が月ごとに掲載されていますよ。
その他(LINE Planning Partner)
その他、LINEのPlanning Partnerに相談する方法もあります。
Planning PartnerとはLINEの企画・運用を支援するパートナーのことで、LINE社が認定した企業のようなイメージです。
下記の通り、主にデジタル分野に特化した大手企業がパートナーとなっています。
広告代理店に近いですね。
戦略からお願いする形になるはずのため、手軽に依頼するのには不向きでしょう。金額も先ほどと比べて桁が違うと思われます。周年企画など、特別なイベントのプロモーション込みで依頼したい場合はぜひ相談してみてください。
LINEスタンプの外注先比較表
比較表として下記にまとめました。
HPを確認しても記載がなかった項目については「要問い合わせ」としています。
スタンプファクトリー | ハピスタ | ロフティーデザイン | 株式会社DK | |
---|---|---|---|---|
価格 | 49,800円 | 4,300円〜 | 55,000円〜 | 要問い合わせ |
実績 | 300社以上 | 個人多数 | 企業多数 | ヒットスタンプあり |
納期 | サンプル提供まで5日 | 2〜4週間 | 2〜3週間 | 要問い合わせ |
審査サポート | あり | 審査代行 | あり | 要問い合わせ |
審査落ち修正 | 通過まで無料 | 通過まで無料 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
著作権の譲渡料 | 価格に含まれる | 別途50,000円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
まとめ:LINEスタンプを外注先に依頼するには
気になる制作会社は見つかりましたか?
最後におさらいです。
事前に確認すべきポイントさえ抑えておけば、失敗も少なくなるはずです。
まずは気軽に見積もりをもらってみましょう。
あなたの会社のイメージにあったスタンプを制作してくれそうな会社が見つかることを願っています。
ちなみに、クリエイターの登録や販売手順を知りたい方はこちらの記事も合わせて読んでみてください↓↓
最後まで読んでいただきありがとうございました!